« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月の1件の記事

2008年3月 2日 (日)

元気とやる気

高齢者に限った事ではないが、最近思った元気とやる気。

母が今居る病院で、前回の入院のとき出会ったお婆ちゃん。

始めて会った時、車椅子で落ちそうになりながら自分のスニーカーのベルクロを止めようとしていた。思わずしゃがみこんで手を出そうとした瞬間、彼女が一言

「ちょっとまって。これはね自分でやらないといけないの。家に帰ったら何でも自分でやらなけりゃならないでしょ、ありがたいけど黙って見ててくれるのが親切!」と。

そしてベルクロを止め、車椅子を動かし始めると今度はテーブルと椅子の間を通り抜けられずに椅子にぶつかった。またふと手を出しそうになった瞬間

「ちょっとまって(以下同文)・・・・・!」

「そうよね、見てるのが親切よね」と私。

「でもね、車椅子から落ちちゃったら拾ってね。」とお婆ちゃん。

「嬉しいのよ、嬉しいけど自分のためだから見ててね。ありがとうね。」とも。 これには参った。もう一目惚れ。

このお婆ちゃんが大好きになった。

母が大学病院に転院するまでの1ヶ月間、このお婆ちゃんに会えるのが楽しみだった。

50年も前、近隣では初めての女性トラック運転手だったと言うこのお婆ちゃん

荷物を運んだ先で「何だ女か!」と言われると「女で悪いか!」と答えたそうだ。

40年近く前に自動車整備士の講習で「あれっ女が居やんの」と言われ「女が居たっていいじゃん」と答えた自分自身を思い出して、嬉しいのなんのって・・・嬉しかったぁ

母が転院する前の日、「明日はリハビリ病院に移るのよ。」と言いながら歩行器でフロア中を歩いていたお婆ちゃん。

当日は病院から出された退院祝いのお赤飯を目の前に置いて「これ、いつ食べたらいいんだろうね~。」と笑ったお婆ちゃん。素敵だった。

元気だったからやる気満々だったのか、やる気満々だったから元気で居られたのか。どちらにしても元気とやる気、無関係では無さそうだ。 

人間、年齢を重ねればそれなりの病気もあるだろうし、若い人の元気とはまた違った元気かもしれないが、心の持ちようでこんなにも明るく生きられる。

そういえば、昨年出会った85歳のお爺ちゃんにはこう言われたんだったっけ

「物の見方を変えたら、明日からはもっと明るく自由に生きられる」 

このところちょっと落ち込んでいた自分自身に言い聞かせた。

大丈夫! 明日は明日の風が吹く。  楽しんで生きよう!

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »